- Knee Pain -
激しくジャンプをするスポーツをしていた、ラグビーで横からタックルを受けた、スノーボードで転んだなどの急なケガでない限り、ヒザの痛みの原因はヒザ自体にはありません。そのため、シップを貼る、ヒザ周辺に電気を流したりマッサージをするだけではヒザの痛みは無くならないのです。
例えば、ヒザに水が溜まってしまうのにも、水が溜まってしまう原因があります。その原因を取り除かなくては、痛みを繰り返してしまいます。ではなぜ膝が痛くなるかと言うと、原因は骨盤、姿勢、股関節、足部の問題が挙げられます。
ヒザの痛みには太ももの筋肉(大腿四頭筋)が関わってきます。骨盤が正しい位置にあれば太ももの筋肉も緩んだ状態ですが、現代人に多いスウェイバックの姿勢になると太もももの筋肉は常に引っ張られて緊張して硬い状態になってしまいます。その硬くなった筋肉がヒザのお皿の動きを制限したり、ヒザの関節に負担をかけて痛みを起こす原因になります。
股関節周辺の筋肉が筋力低下を起こすと、股関節が正しい位置をキープできず、しゃがんだり、階段の昇り降りの時に「ニーイン」と言う状態になります。「ニーイン」とは、つま先よりもヒザが内側を向く動き方(内股の様な動き方)で、この状態になると、ヒザの関節にねじれる力が加わり痛みの原因になります。
運動不足や、ヒールの高い靴を履くなどにより足や足首が正しい動きができなくなると、足首がグラグラした不安定な状態になってしまいます。
すると、つま先が正面より外にねじれた「トゥアウト」と言う状態になります。この状態になると、歩行時に正しい体重移動がしにくくなり、ヒザが伸び切らない状態になるため、ヒザ周辺の筋肉を硬くしたり、ヒザの関節を安定させるのに必要なヒザの内側の筋肉(内側広筋)の筋力低下の原因につながります。ヒザの関節が不安定になると、ヒザ周辺の筋肉に過度な負担がかかったり、関節の一部分に負担がかかり半月板をすり減らす原因になります。
骨盤の歪みにより体全体が歪んだ状態では、股関節や足部が正常な機能を発揮することができません。当院では骨盤の歪みを整え、硬くなってしまった筋膜を緩め、股関節、足部が動きやすい状態に整えてから機能回復に取り掛かります。
姿勢、動き方、筋力チェックなどによって機能低下を起こした原因を明らかにし、今後も痛みが出ない様に根本からの不調の解決を目指します。足の指の使い方、立ち方、歩き方など思いもよらぬ所に原因があることがほとんどです。一生動ける身体でいるためにも、筋力や動かし方などの機能回復は欠かすことができません。
まずは上手に動いていない個々の部分にアプローチを行い、段階を踏みながら日常生活やスポーツで実際に使える動き方を身に着けていきます。息切れをしたり汗をかくようなハードな運動ではなく、上手に動いていない筋肉を動かす練習(ソフトな体操)を行います。
S様 62歳 女性
階段の上り下り、正座ができない、同じ姿勢を長時間取った後の動き始めに右膝に痛みが出るとの事で来院されました。
初回は原因を明確にするために整形学検査や筋力検査を実施。股関節の不安定性や、足首の内返しのため、パッと見てすぐにわかるくらいのO脚(膝と膝の間に指が3本入る)になっていました。その他の検査のもほとんど引っかかるほど動き方が乱れていました。
骨盤を整えると股関節の不安定性は消失し、O脚も指が1.5本入る程度まで改善しました。痛み自体も10→3程度まで減少したため、自宅で行うセルフケアをお伝えし1回目の施術は終了しました。
2回目は5日後に来院していただきました。
痛みの程度は前回施術後の3から5への戻りが出たものの、動き方は良好な状態をキープ。しっかりセルフケアをしていただけたおかげで、骨盤の状態も良好な状態をキープできていました。
施術は、膝周辺の硬さを取ることにフォーカスしました。施術後には、深くしゃがむと若干の痛さは出るものの、日常生活程度の動きには問題ない程度ににまでなりました。
3回目の施術では、施術後に正座ができる状態にまでなり、階段も一段一段降りていたのがスタスタと降りられる状態にまで回復しました。5回目の施術で歩行、正座、動き始め、O脚が気にならない状態まで回復されました。
53歳 男性
その年からランニングを始めたら、だんだん膝が痛くなってきたと来院されました。将来的にはフルマラソン、ホノルルマラソンを走りたいという願望をお持ちの方でした。
初回時に筋力検査を行うと、走行時に体重を支えるときに使う内側広筋(膝の上の内側の筋肉)の筋力低下と、足底の重心位置が極端に外側にかかっている事が判明しました。
施術では、骨盤の調整と膝用のバランスシューズを使い、足の裏への感覚入力を実施しました。今までになかった足の裏がペタッと付く感覚を体感。セルフケアと負担のかからない走り方、練習計画をお伝えして初回の施術を終わりました。
1週間後に2回目の施術を実施。前回からの1週間は走り方を意識したところ、走行時の膝痛は出なかったとのことでした。施術では長年の外側重心によりグラグラになってしまった足首の調整をしました。足の指と足首の連動性を理解していただき、足首を安定させるエクササイズを2種類お伝えしました。自分が思っていた以上に身体が使えていなかったことに驚きながらも、だんだんできるようになることに喜びを感じていただきました。
4回目の施術で痛みが消失しました。その後もフルマラソンに出たいという思いから、動作改善や疲労のケアで3週間に1回程度の頻度で通院していただきました。初回来院から半年後には10キロメートルとハーフマラソンに出場。1年後には初のフルマラソンを完走。その半年後には念願のホノルルマラソンも完走されました!
目標に向かって直向きに頑張られた姿は、私にとって忘れられないお客様の1人です。
K様 58歳
何をするにも膝が痛く、杖なしでは歩けない状態で来院されました。
検査を行うと、身体の連動性が損なわれていて、個々の筋肉が頑張りすぎて動いている状態でした。まずは日常生活が楽に行えるように痛みの除去を最優先に施術しました。来院時には、全然しゃがむことができなかったのが膝が、背術後は90度まで曲がるようになりました。
4回目の来院時には、杖なしで歩行ができる所まで回復したので、ここからは施術に加え、筋力回復のエクササイズを取り入れていきました。足の裏で身体を支えられるかを確認するため、つま先立ちの状態をキープするチェックをしたところ、一番上の状態がキープできないことが判明しました。自宅でもセルフケアを2種類していただくように、お伝えしました。
1週間後の5回目の施術では、セルフケアをしっかりやってくださったおかげで、足のコンディションが劇的に改善し、歩行時の痛みが気にならなくなったとおっしゃっていました。
6~8回目の施術では、膝にかかる負担のケアとエクササイズを同時進行で実施しました。9回目の施術で階段の上り下りなど日常生活で膝が気になることもほとんどなくなっていました。
当初は一生杖なしでは歩けなくなるのではないかと、不安とあきらめでいっぱいの状態で来院されましたが、杖がなくても歩ける様になった時の喜びのお顔は今でも忘れることができません。
大府市 太田様
来院する前は、お身体はどのような状態でしたか?
膝が腫れて、曲げると痛みがかなりありました。歩くのもつらかったです。
来院して、お身体はいかがですか?
いくたびに痛みが取れてきたので、続けて通院しました。今ではほとんど痛くありません。これからも月に1回くらいは通いたいと思います。
当院に通うポイントはどこですか?
毎回効果が実感できるので、通うのが楽しみでした。説明がていねいで、わかりやすく、良かったです。
大府市 深谷様
来院する前は、お身体はどのような状態でしたか?
ヒザに水がたまって、しゃがめなかった。
来院して、お身体はいかがですか?
ヒザの痛みがほとんどなくなった。
当院に通うポイントはどこですか?
最初に来た時に、説明がしっかりしていて、回数来るごとに、痛みが和らいでいった。
当院は様々な症状に対応します。症例一覧は「その他の症例」をクリック!